岩崎通信機株式会社

公開日:2025/09/03
岩崎通信機株式会社 引用元:https://www.iwatsu.co.jp/icb/nursecall/
会社名岩崎通信機株式会社
住所東京都杉並区久我山1丁目7番41号
電話番号03-5370-5111

岩崎通信機株式会社は1938年の創業以来、通信機器の開発・製造で日本の情報通信インフラを支え続けています。ビジネスホンから計測器、さらには医療機器まで幅広い分野で製品を提供し、IoTやAI技術を活用した開発にも積極的に取り組んでいる企業です。本記事では、同社の長い歴史と技術力、そして未来を見据えた事業展開を詳しく解説します。

80年以上の歴史を誇る日本の通信・計測機器メーカー

岩崎通信機株式会社は1938年に東京都杉並区で創業し、80年以上にわたって日本の通信技術の発展に貢献してきました。創業当初は電話交換機の製造から始まり、戦後の復興期には日本の通信インフラ整備において重要な役割を果たしています。

1960年代には電子交換機の開発に成功し、1970年代にはデジタル技術への転換を果たすなど、常に時代の最先端技術を取り入れながら成長を続けてきました

現在では情報通信機器、計測機器、印刷システム機器の3つの事業分野を中心に展開しており、とくにビジネスホン市場では国内トップクラスのシェアを誇ります。

同社の主力製品であるビジネスホンシステム「LEVANCIO」シリーズは、中小企業から大企業まで幅広い顧客層に支持され、オフィスの生産性向上に貢献しています。

また、計測機器分野では高精度オシロスコープや、信号発生器などの開発・製造も手掛けています。これらは、研究開発や品質管理の現場で活用中です。さらに、印刷システム機器では産業用インクジェットプリンタを展開し、製造業の生産ライン効率化を支援しています。

同社は東京証券取引所プライム市場に上場しており、2023年3月期の売上高は約250億円、従業員数は約1,200名です。

研究開発にも力を入れており、売上高の約8%を研究開発費に充てることで、継続的な技術革新を実現しています。長年培った通信技術と計測技術を融合させることで、他社にはない独自の製品開発力を持つことが同社の強みとなっています。

IoT・AI時代に対応する革新的ソリューションを提供

岩崎通信機株式会社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波に対応すべく、IoTやAI技術を活用した革新的なソリューション開発に注力しています。同社のクラウド型ビジネスホンシステムは、従来のオンプレミス型システムと比較して初期投資を大幅に削減でき、リモートワークにも柔軟に対応可能です。

スマートフォンアプリと連携することで、社外でも内線通話が可能となり、働き方改革を推進する企業のニーズに応えています。また、AI技術を活用した音声認識システムでは、会議の議事録自動作成や顧客対応の品質向上に貢献しており、業務効率化を実現します。

IoT分野では、各種センサーと通信技術を組み合わせた遠隔監視システムを開発し、製造現場の見える化や予防保全に活用されています。とくに、振動センサーを用いた設備診断システムを活用すれば、機械の異常を早期に検知することで計画外の設備停止を防具ことが可能です。

これにより、生産性向上に寄与しています。さらに、5G通信技術への対応も進めており、超高速・低遅延通信を活用した新たなサービス開発に取り組んでいます。同社は2022年に「IWATSU DX Vision 2030」を策定しました。

2030年までに、DX関連事業の売上比率を50%以上にする目標を掲げています。この実現に向けて、社内のデジタル人材育成にも力を入れており、全社員の約30%がDX関連の資格取得を目指しています。

また、スタートアップ企業との協業やオープンイノベーションの推進により、新たな価値創造にも積極的に取り組んでいるのもポイントです。これらの取り組みを通じて、同社は単なる機器メーカーから、顧客の課題解決を支援するソリューションプロバイダーへの転換を図っています。

情報通信技術で医療現場を変革!多機能ナースコール連動システム

岩崎通信機株式会社の医療機器分野における主力製品である多機能ナースコール連動システム「Ai-Nurse」は、病院や介護施設の業務効率化と患者サービス向上に大きく貢献しています。

このシステムは従来のナースコール機能に加え、電子カルテシステムや生体情報モニターとの連携が可能です。医療スタッフの業務負担を大幅に軽減する画期的なシステムとなっています。

患者がナースコールボタンを押すと、看護師のスマートフォンやタブレット端末に通知が届きます。その際、患者の基本情報や過去の対応履歴を即座に確認可能です。これにより、迅速かつ適切な対応が実現します。

また、ベッドセンサーとの連携機能も充実しています。患者の離床や転倒リスクを早期に検知することで、事故防止に大きく貢献しているのです。

システムには音声録音機能も搭載されており、患者との会話内容を正確に記録します。これにより引き継ぎの精度が向上し、医療安全の確保にもつながっています。AIを活用した呼出パターン分析機能は、とくに注目される機能の一つです。

時間帯別の呼出頻度や対応時間を可視化することで、適切な人員配置の検討材料として活用できます。同社は全国の医療機関への導入実績を持ち、大学病院から地域の診療所まで幅広い施設で採用されています。

2023年時点で約500施設、累計10万床以上の導入実績は業界トップクラスです。医療現場からの評価も高く、導入後の看護師の業務効率が平均20%向上したという報告もあります。新型コロナウイルス感染症の流行は、医療機器にも新たな機能を求めました。

非接触型の体温測定機能や隔離病棟での遠隔コミュニケーション機能など、感染症対策に特化した機能が追加開発されています。同社は今後も医療現場のニーズに応じた機能拡張を続け、医療の質向上と働き方改革の両立を支援していく方針です。

まとめ

岩崎通信機株式会社は80年以上の歴史を持つ通信機器メーカーとして、ビジネスホンや計測機器、医療機器など幅広い分野で事業を展開しています。IoTやAI技術を積極的に取り入れ、クラウド型システムや遠隔監視ソリューションなど、時代のニーズに応じた製品開発を進めています。とくに医療分野では多機能ナースコール連動システムで医療現場の効率化に貢献しており、今後もDXを推進しながら、顧客の課題解決に向けた革新的なソリューション提供を続けていくことが期待されます。

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イメージ引用元:https://i-seed.co.jp/#top_facillities引用元:https://www.aiphone.co.jp/products/medical_welfare/medical/引用元:https://www.carecom.jp/products/nursecall/引用元:https://www.gcomm.co.jp/引用元:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/care-support/index.html
会社名パルモスマートコール/株式会社iSEEDアイホン/アイホン株式会社ケアコム/株式会社ケアコムGCOM/ジーコム株式会社HitomeQ(ひとめく)/コニカミノルタ
特徴規模・予算に合わせ自由に選択・カスタマイズ可能創業70年以上のコミュニケーション機器専門メーカー24時間365日直接対応可能な修理・保守体制介護施設専用ナースコールシステムを幅広く展開専門担当者チームによる導入・運用・定着サポート
接続方式ナースコール:見通し500mのLoRa無線
スマホ、見守りカメラ、バイタル:Wi-Fi
IPネットワーク/個別線式有線・無線(製品によって異なる)無線無線(クラウド型)
他社システム連携■センサー
バイオシルバー(aams)/パラマウントベッド(眠りSCAN・離床CATCH)/シルエットセンサー/トーテック(見守りライフ)など

■介護ソフト
ケアカルテ、ほのぼのNEXT、ワイズマン、ブルーオーシャン、その他
ケア樹、絆Core、カナミック、FT-Care、寿、MAPS、ウィンケアなど
■センサー:パラマウントベッド(スマートベッドシステム)など■インカムシステム:BONX「BONX WORK」など■センサー:バイオシルバー(aams)/パラマウントベッド(眠りSCAN・離床CATCH)/フランスベッド(ベッド内蔵見守りケアシステムM-2)/ZIPCARE(まもる~のSHIP)/パナソニック(ライフレンズ)など■介護ソフト:ケアコネクトジャパン(ケアカルテ)/三菱電機デジタルイノベーション(ほのぼのシリーズ)/グッドツリー(ケア樹)など
補助金対象
(大規模修繕ICT補助金/介護テクノロジー補助金申請)

(HPに記載なし)
問い合わせ方法TEL/FAX/メールフォームTEL/メールフォームTEL/メールフォームTEL/メールフォームメールフォーム
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