無線タイプのナースコールとはどんなもの?特徴やメリット・デメリットを紹介

公開日:2025/10/15
ナースコール 無線タイプ

一昔前までは有線の壁からコードが繋がっているタイプが主流でしたが、最近ではコードレスな無線タイプも高い人気を集めています。本記事では、無線タイプのナースコールとはどのようなものなのかについて詳しく紹介していきます。無線タイプの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

無線ナースコールとは?

無線ナースコールとは、呼び出しスイッチがコードレスなタイプのナースコールのことです。壁に取り付けるタイプも存在しますが、従来の有線タイプのように必ずしも呼び出しスイッチにコードを繋ぐ必要がなく、持ち運びが可能なタイプがほとんどです。無線タイプには、壁取り付け式と持ち運び式、電波式、赤外線式の4つの種類が存在します。

ここでは、無線タイプの種類について詳しく紹介していきます。なお、無線タイプで配線が不要なのは呼び出しスイッチのみです。親機や主装置、中継器は有線タイプのように有線接続が必要です。

壁取り付け式

壁取り付け式は、名前の通り壁に取り付けるタイプです。ネジなどを用いて壁に固定し、使用する際は壁に取り付けられたスイッチを押す必要があります。配線の必要はありませんが、持ち運びもできません。

ナースコールを設置したいけれど、配線が行えない場所での使用に適しています。

持ち運び式

持ち運び式は、持ち運びが行える小型で軽量なタイプです。ストラップをつけ首にかけたり車いすに収納したりできます。病室だけでなく廊下などにも持ったまま移動ができるメリットがあります。

電波式

電波式は無線電波を使用して親機と通信するタイプです。Bluetoothや電子レンジなどの影響を受ける可能性がありますが、壁やドアなどで隔てられた空間でも使用できます。

赤外線式

赤外線式は、赤外線を使用して親機と通信するタイプです。間に壁やドアなどの障害物があると通信が行えませんが、混信が発生しないことや通信の安定性が高いことなどのメリットがあります。

無線ナースコールを導入するメリット

無線タイプには、どこにでも持ち運べることや設置場所を選ばないこと、導入コストが安価なことなどのメリットがあります。数年前までは有線が主流でしたが、近年有線ではなく無線タイプを導入する施設も増えてきているのです。

ここでは、無線タイプのメリットについて詳しく紹介していきます。

どこにでも持ち運べる

最大のメリットは、利用者がどこにでも持ち運べることでしょう。従来の有線タイプでは、必ずコードを接続する必要があり、ベットのような決められた場所以外では使用できませんでしたが、無線タイプであれば廊下やシャワー室、トイレのような場所まで自由に持ち運べるため物理的に配線を引くことが困難だった場所でもナースコールが使用できるようになります。

設置場所を選ばない

無線タイプには、設置場所を選ばないというメリットもあります。有線タイプは、必ずコードを接続する必要があったため、配線が可能な場所以外に設置することはできませんでしたが、無線タイプであれば配線による制限が存在せず、どこにでも設置が行えます。

導入コストが安価

導入コストが安価というメリットもあります。有線タイプでは設置時に配線工事を行う必要がありましたが、無線タイプでは配線の工事を行うことなく導入が行えます。そのため、有線タイプと比較してコストを抑えて導入可能です。

無線ナースコールのデメリット

デメリットとしては、音声通話が不可能なことや通信トラブルが起きる可能性があること、電池切れに注意する必要があることなどがあります。メリットと同時にデメリットも存在するため、導入を検討する際はメリットとデメリットの両方を比較してから判断することが大切です。

ここでは、無線タイプのデメリットについて詳しく紹介していきます。

音声通話が不可能

最大のデメリットは、音声通話が不可能な点です。有線タイプでは音声通話が可能でしたが、無線タイプは持ち運べるようコンパクトに作られているため、音声通話を行う機能が搭載されていません。

通信トラブルが起きる可能性がある

通信トラブルが起きる可能性がある点もデメリットとして挙げられます。無線ナースコールは無線電波や赤外線を用いて親機と通信する仕組みのため、電化製品からの影響を受ける恐れがあります。

充電切れに注意する必要がある

無線タイプは、有線タイプのように電源を供給するコードが存在しないため、使用し続けるといずれ充電が切れて使用できなくなります。充電したり、電池を交換したりすることで電池切れは防げますが、電池切れの事故を防止するにはこまめなチェックの手間がかかります。

まとめ

本記事では、無線ナースコールとはどのようなものなのかについて紹介しました。無線ナースコールとは、呼び出しスイッチがコードレスなタイプのナースコールのことです。メリットとしては、どこでも持ち運べることと設置場所を選ばないこと、導入のコストが安価なことが挙げられます。しかしメリットと同時に音声通話が不可能なことや電池切れに注意する必要があることなどのデメリットが存在するため、導入する際はメリットとデメリットの両方を比較してから判断することが大切です。本記事が、無線ナースコールの導入を検討している方のお役に立てれば幸いです。

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会社名パルモスマートコール/株式会社iSEEDアイホン/アイホン株式会社ケアコム/株式会社ケアコムGCOM/ジーコム株式会社HitomeQ(ひとめく)/コニカミノルタ
特徴規模・予算に合わせ自由に選択・カスタマイズ可能創業70年以上のコミュニケーション機器専門メーカー24時間365日直接対応可能な修理・保守体制介護施設専用ナースコールシステムを幅広く展開専門担当者チームによる導入・運用・定着サポート
接続方式ナースコール:見通し500mのLoRa無線
スマホ、見守りカメラ、バイタル:Wi-Fi
IPネットワーク/個別線式有線・無線(製品によって異なる)無線無線(クラウド型)
他社システム連携■センサー
バイオシルバー(aams)/パラマウントベッド(眠りSCAN・離床CATCH)/シルエットセンサー/トーテック(見守りライフ)など

■介護ソフト
ケアカルテ、ほのぼのNEXT、ワイズマン、ブルーオーシャン、その他
ケア樹、絆Core、カナミック、FT-Care、寿、MAPS、ウィンケアなど
■センサー:パラマウントベッド(スマートベッドシステム)など■インカムシステム:BONX「BONX WORK」など■センサー:バイオシルバー(aams)/パラマウントベッド(眠りSCAN・離床CATCH)/フランスベッド(ベッド内蔵見守りケアシステムM-2)/ZIPCARE(まもる~のSHIP)/パナソニック(ライフレンズ)など■介護ソフト:ケアコネクトジャパン(ケアカルテ)/三菱電機デジタルイノベーション(ほのぼのシリーズ)/グッドツリー(ケア樹)など
補助金対象
(大規模修繕ICT補助金/介護テクノロジー補助金申請)

(HPに記載なし)
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