
ナースコールシステムの導入や入れ替えを検討している人は、機能性の高さはもちろん、導入コストや内訳についてもしっかりと把握しておくことが重要です。今回はナースコールシステムの導入コストの相場のほか、低価格で導入可能な3つのおすすめシステムの特徴や魅力、具体的な機能についても詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
ナースコールシステムの相場と内訳
ナースコールシステムは、医療・介護業界において必要不可欠なツールのひとつです。ナースコールシステムを新しく導入する際や、別のシステムに入れ替えする際には、導入コストの相場と内訳を把握しておきましょう。ここでは、ナースコールシステムを導入・入れ替えするときにかかるコストについて詳しく解説します。ナースコールシステムの導入コストの相場
ナースコールシステムの導入コストはシステムに搭載されている機能によっても異なるため、一概にいくらとはいえません。同じメーカーの商品であってもラインナップされているシステムの種類によって金額が異なる場合もあるため、大まかな導入コストを把握したい場合、まずはナースコールシステムに求める機能からある程度製品を絞って金額を調べるのがよいでしょう。
複雑な機能がないシンプルなナースコールであれば、1万円以下で購入可能な製品もあります。ただし、医療機関や介護施設でナースコールシステムを導入する場合には、コールした患者さん・利用者さんを特定できる機能や、通話できる機能などが必要となるでしょう。
また、導入する医療機関や介護施設の規模によっても金額は変動します。機能性が高いナースコールシステムであれば、親機だけの導入コストでも数十万円〜数百万円程度必要です。さらに、工事費用や周辺機器の費用まで合わせるとコストがかさむことも押さえておきましょう。
ナースコールシステムの導入コストの内訳
ナースコールシステムの導入に必要な費用は、大きく分けると機器本体の購入費用・ナースコールシステムの構築費用・配線工事費用・メンテナンス費用の4つです。ナースコールシステムを利用するには、親機や子機をはじめとする複数の機器が必要となります。機器の購入費用は病床数やスタッフ数などによっても大きく変動するため、導入前にしっかりと計算しておくことが重要です。
また、ナースコールシステムにはさまざまな種類があり、メーカーや製品によってシステム構築方法が異なります。従来までは制御装置をメインとしたものが多かったものの、現在は専用のソフトウェアや無線機器を利用した製品も増えています。
システム構築のコストはそれぞれのシステムの仕組みにより異なるほか、導入にかかる手間や時間にも違いがあるため注意しましょう。配線工事費は無線式・有線式にかかわらず発生しますが、有線式では無線式よりもコストが上がる傾向にあります。
規模が大きい施設では、配線工事費用も高額になります。さらに、ランニングコストとして定期的なメンテナンス費用や保守費用も必要です。
ナースコールシステムのコスト面における注意点
ナースコールシステムを導入する際は、導入コストの安さだけで製品を決めないことが重要です。医療・介護業界においてはナースコールが非常に重要な役割を果たしており、万が一不具合などでコールが届かなかった場合、患者さんや利用者さんへの対応が遅れて病状を悪化させてしまう恐れもあります。製品の性能や保証内容、低価格での提供を叶えている仕組みなどをしっかりと確認して、信頼できるシステムを選択しましょう。
また、先述の通り、ナースコールシステムの導入コストにはシステム構築費用や工事費用なども含まれます。導入を検討する際は機器の購入費用のみに注目するのではなく、トータルコストで計算することが必要です。
パルモスマートコール/株式会社iSEED

引用元:https://i-seed.co.jp/#top_facillities
会社名 | 株式会社iSEED |
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住所 | 静岡県三島市一番町18-22 アーサーファーストビル9F |
電話番号 | 055-955-5488 |
短工期・低コストで導入可能なスマートナースコールシステム
パルモスマートコールは、最先端の技術と現場の声を取り入れて開発されたスマートナースコールシステムです。従来までのナースコールシステムは多様な設備を組み合わせて使用するタイプが主流であり、機器コストがかさみやすいという特徴がありました。また、有線方式のナースコールシステムは施設内のいたるところに配線を巡らせなければならず、その分配線工事費用も高額です。
パルモスマートコールはコンピューターをベースとした1つの統合設備にシステムを集約しており、さらに、ハンディ端末にはスマートフォンを採用することで、機器本体にかかる費用を大幅にカットしました。
加えて、長距離無線の採用によって工事費用の削減も実現しており、低コストでの導入を叶えています。導入工事は2〜3日程度であり、Wi-Fi工事が必要な場合であっても10日程度で導入が完了します。
映像確認・バイタル監視・スマホ連携で介護現場を変える
パルモスマートコールでは、コール時にスマートフォンから映像の確認も可能です。映像を映し出すパルモビジョンは遠隔操作でカメラ部分を動かせるため、確認したい部分をしっかりとチェックして声かけできます。近年では医療・介護業界の人手不足が深刻化しており、少ない人数で患者さんや利用者さんの対応をしなければならないシーンも少なくありません。コールが重なった際に映像をチェックできれば、適切な声かけや対応が可能です。
また、パルモバイタルBridgeをパルモスマートコールと連動させることで、バイタルを常にチェックできるのも魅力です。バイタルに異常があれば、ナースコール時と同様の呼び出しコールが鳴ります。
さらに、スマートフォンとの連携によってSIM不要の内外線電話が可能であるほか、通知音や画面の色分け機能により、コール・通知の内容をすぐに判別できます。
介護施設に最適!LoRa無線技術で長距離通信&低消費電力を実現
パルモスマートコールで採用されている無線システムは、長距離LoRa無線です。呼び出しボタンを無線式にすることで遠方までしっかりと届き、双方向通信にて信頼性を高めています。アクセスポイントなどの機器が少ないため、消費電力を抑えられるのも魅力です。また、スマートコールの統合コントローラーはWi-Fiに接続されており、生体センサーやインカムなどもWi-Fiでつながっています。
LASHIC-care(ラシク)/インフィック株式会社

引用元:https://lashic-care.jp/?slid=098ff50254b345e1bbd44ae280c9e1ae-1569
会社名 | インフィック株式会社 |
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住所 | 東京都千代田区丸の内3丁目3−1 新東京ビル 7F |
電話番号 | 050-1790-0601 |
AIやセンサーで転倒リスクを軽減!デジタル見守りシステム
LASHIC-careは、ナースコール・見守りセンサー・睡眠時脈拍測定・離床予測までのさまざまな機能がオールインワンで利用できるシステムです。ドアセンサー・居室センサー・ベッドセンサーの3つのセンサーに加え、AIがセンサーから得た情報を蓄積することにより、離床時間予測などの機能で転倒リスクを最小限に抑えられます。
また、離床マットを避けて転倒してしまう、布団のズレや動きを離床としてカウントしてしまう、離床を検知できずに利用者さんが施設内を移動してしまうなどのトラブルを防ぐことが可能です。
低コストで高機能!介護現場の安全と効率をアップ
インフィクは自社でも介護施設を運営しており、介護業界の業務について隅々まで熟知しています。商品開発時には自社施設内でのテストを繰り返し実施し、現場の声や要望もしっかりとすくい上げています。また、間接業務を減少することでケアの質を向上させることにもこだわっており、介護現場の安全性を高めながら業務効率アップも目指せるのが魅力です。
Yuiコール/株式会社平和テクノシステム

引用元:https://heiwa-net.ne.jp/nursecall/
会社名 | 株式会社平和テクノシステム |
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住所 | 静岡県沼津市北園町3-8 |
電話番号 | 055-920-0800 |
安心・安全な介護現場を実現する統合型ナースコールシステム
Yuiコールは、利用者さんのナースコール呼び出しにスタッフが対応するという従来までのナースコールシステムをベースとして開発されたツールであり、ナースコール以外に介護記録ソフト・スマートフォン連動機能・入退室管理・カメラ連携・PHSシステム・電話設備などの機能を搭載しています。また、離床や心拍以上などを感知する見守りアラートや内戦ワンタッチ呼び出し機能、電気錠や自動ドア施錠などのリモート操作、4コールの同時表示などの機能も利用可能です。介護現場の安心・安全を確保しながら、スタッフの業務負担軽減を叶えています。
高機能でもコスト抑えめ!施設運営にやさしい価格帯で導入可能
Yuiコールの魅力には、高機能でありながらコストが抑えられている点も挙げられます。Yuiコールは、ナースコール・電話設備・ハンディナースと大きく分けて3つのシステムを統合したツールです。3つのシステムを一度で導入できるため工事費の大幅な削減が可能であり、さらに設備工事費も圧縮できます。
また、Yuiコールは見守りシステムや介護記録ソフトなどと連携でき、それぞれの施設にあった活用方法にオーダーメイドすることが可能です。低価格で便利な機能を取り入れられることで、施設運営に負担をかけることなく現場の業務効率化を実現できます。