日本は、2024年の時点で高齢化率が29.3%に達し、世界でも類を見ない超高齢社会へと突入しています。これにより高齢者施設は増加していますが、その運営は人手不足やケア品質の低下、介護費の削減といった経営的な課題に直面しています。
また、現場で働くスタッフは、給与に対して体力・精神的な負担が大きく、離職率も高い状況です。そのため、慢性的な人手不足が続き、少ない人数で多くの高齢者や患者をケアせざるを得ません。これにより、サービスの質が低下したり、事故のリスクが高まったりする懸念が生まれています。
さらに、2000年の介護保険制度開始以降に建てられた多くの施設は、機器の老朽化という問題も抱えています。耐用年数を超えたナースコールシステムを、いつ壊れるかわからない状態で使い続けている施設も少なくありません。ナースコールの入れ替えや見守りシステムの導入は、業務のICT化を進める上で重要ですが、高額な費用がネックとなり、なかなか導入に踏み切れないのが現状です。
そんな医療施設や介護施設におすすめしたいのが、株式会社iSEEDが提供するナースコールシステム「パルモスマートコール」です。iSEEDは、超高齢化がさらに進む社会で、これからの高齢者介護はICTがなければ成り立たないという考えのもと、ICTで社会に貢献するべく新しいシステムの開発や提供を行っている会社です。
ここでは、コストを抑えながらも充実した機能で、スタッフの業務効率改善をサポートしてくれる、そんなパルモスマートコールの特長や強みをご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
導入コストを抑える仕組み
ナースコールシステムの導入費用は高額になりがちですが、パルモスマートコールは低コストで導入できる点が大きな強みのひとつです。これを可能にしているのは、最新の長距離無線LoRaを採用した無線呼び出しボタンの採用。これによって大規模な配線工事が不要となり、工事費用を大幅に削減できています。
見通し500mもの通信が可能なため、受信機の数を減らすことも可能です。また、特別な装置ではなくコンピュータをシステムの中心に据えることで、機器コストを抑えリーズナブルな導入を実現しています。さらに見守りシステムとして、大規模修繕ICT補助金や介護テクノロジー導入補助金といった公的な補助金の活用も可能な場合があり、導入費用を抑えられるケースがあるのも魅力です。

ケアの質向上をサポートする多彩な機能

パルモスマートコールは、現場の負担を軽減し、質の高いケアをサポートする多彩な機能が搭載されています。たとえばナースコール発生時、すぐに映像で状況を確認できる「映像パルモビジョン」機能を利用すれば、声を掛け合わなくても患者や利用者の状態が確認でき、緊急性を判断したり駆けつけの重複を防いだりできます。
また、バイタルセンサーとの連携ができる「完全連動 バイタル24H見守り」は、リアルタイムで心拍や呼吸、体動をチェックし、異常時にはナースコールシステムと連動やスマホへの通知でいち早くスタッフに知らせるため、スタッフの負担軽減と利用者の安全確保を両立できるのです。また、万が一の事故発生時には、録画機能によって原因究明や再発防止策の検討、ご家族への説明にも活用できます。
現場のニーズに合わせた柔軟なシステム
ナースコールシステムには、多機能なものもありますが、すべての機能が施設に必要とは限りません。オーバースペックなシステムは、費用がかさむだけでなく、慣れるまでに時間がかかることなどが原因で現場の混乱を招くこともあります。
その点、パルモスマートコールは、導入時の予算やニーズに合わせて必要な機能だけを柔軟にカスタマイズできます。また、後から機能を追加することも可能なため、施設の成長や変化に合わせてシステムを拡張できる点も魅力です。

業務効率化を実現する統合システム

ケアスタッフの端末としてスマートフォンを採用し、相互連絡、映像確認、バイタル確認、インカム、内線・外線電話など、多岐にわたる機能を1台に集約している点も、パルモスマートコールを導入しやすい理由のひとつです。
これにより、複数の機器を持ち歩く手間がなくなり、業務が効率化されるだけでなく、スタッフ間で声を掛け合わなくても画面で対応状況が連携できるようになります。結果的に無駄な動きをなくし、より丁寧なケアに時間を割けるようになるため、患者や利用者の満足度向上にもつながるでしょう。
現場の視点に立った開発
iSEEDには、介護士や生活相談員の経験者、また家庭内で介護を経験したスタッフが多く在籍しています。そのため、つねに現場の目線で開発や評価をおこなっており「現場と共に歩む、低価格なナースコール」として、本当に必要とされる機能と価格を追求し続けています。
ナースコールシステムを選ぶ際、機能性や機器本体の価格だけでなく工事費やランニングコストを含めたトータルコストを考え、長く安心して利用できる体制が整っているシステムを選ぶことが重要です。iSEEDなら費用面はもちろん、開発やサポート面でも優れているため、長期的な利用でも不安を感じることはありません。

パルモスマートコールの導入で業務の効率化と充実したケアの両立を!
パルモスマートコールは、導入コストを抑えながらも、スタッフの負担軽減、利用者の安全確保、そしてケアの質向上を実現する、次世代のナースコールシステムといえるでしょう。人手不足が深刻化している今だからこそ、ナースコールシステムの導入や入れ替えを検討し、働きやすい環境を提供することが重要です。iSEEDでは、パルモスマートコールのほかにも医療や介護現場で活躍してくれる機器を豊富に提供しているので、ぜひ併せて相談してみてはいかがでしょうか。
パルモスマートコール/株式会社iSEEDの基本情報
接続方式 | ナースコール:見通し500mのLoRa無線 スマホ、見守りカメラ、バイタル:W-iFi |
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他社システム連携 | ■センサー バイオシルバー(aams)/パラマウントベッド(眠りSCAN・離床CATCH)/シルエットセンサー/トーテック(見守りライフ)など ■介護ソフト ケアカルテ、ほのぼのNEXT、ワイズマン、ブルーオーシャン、その他 ケア樹、絆Core、カナミック、FT-Care、寿、MAPS、ウィンケアなど |
補助金対象 | ◎ (大規模修繕ICT補助金/介護テクノロジー補助金申請) |
導入実績施設 | 特別養護⽼⼈ホーム/有料老人ホーム/サービス付き高齢者向け住宅/介護⽼⼈保健施設/病院・クリニック/障害者施設/ショートステイ/グループホーム/小規模多機能ホーム/ など |
問い合わせ方法 | TEL/FAX/メールフォーム |
会社情報 | 株式会社iSEED 静岡県三島市一番町18-22 アーサーファーストビル9階 |